現代人の癒やしと言えばテレビ番組。

閉ざされた生活を送っていたときにテレビで外国の町の子供を見て、世界は広いのだと知り勇気がでました。

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現代人の癒やしと言えばテレビ番組。

テレビは閉ざされた世界に開いた窓

テレビは、個人と社会をつなぐ窓のような存在です。世の中は、毎日仕事へ通い、学校へ通い、社会と健全に関わることができる人ばかりで構成されているのではありません。病気になったり介護をしたりで、病院や家の中に引きこもりがちな生活を営む人も少なくないのです。そんな人たちにとってテレビとは、閉ざされた世界にぽっかりと開いた窓のようなものなのです。

実際に私は母の介護をしている間、ほとんど家に閉じ込められているようなものでした。家と病院とスーパーと、私の世界はその三ケ所だけで完結し、他の景色をみることはありませんでした。家族以外に喋る人といえば医者かスーパーのレジ係の人くらいで、社会というものに接触がなく、この世にはなんの楽しみもないかのように感じていました。それがある日、ぼんやりとテレビを見ていたときのことです。画面いっぱいに、どこか外国の海が映し出されました。おそろしいほど透き通った海で、真っ青な空をまぶしく映しています。それはドキュメンタリー番組で、海辺の町に住む人々は貧しく、スラムの子ども達は痩せており、ゴミ漁りをしているというものでした。私は目が覚めた思いでした。家と病院とスーパーのほかにも世界は広がっているのだと突然、気がついたのです。どこか遠くに美しい海があって、そこに住む人々は懸命に生きているのです。それは当たり前のことでしたが、あまりにも閉ざされた生活を送っていると、そんな当たり前のことさえ実感できないようになっていたのでした。

思えば当時は、精神を病みかけていたのだと思います。しかし私はそのテレビを見て、生活が苦しいのは私だけじゃないと、この世界は広くていろんな人が生きているのだと、思い知りました。そのことに勇気を得て、何かあってもこれくらいのは頑張ろうと、世の中にはもっと大変な人がいっぱいいるのだからと、思うようになりました。

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